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JCICイベントレポート

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サイバーセキュリティ国際シンポジウム(慶應義塾大学三田キャンパス)レポート(2019/12/12)
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2019年12月、慶應義塾大学にて「サイバーセキュリティ国際シンポジウム」が開催されました。9回目となる今回は「多国間経済を支える信頼できるデジタル社会」をテーマに、産官学のトップリーダーが議論を行いました。

JCICは、12月12日に「企業セキュリティの情報公開の指針を」と題したパネルディスカッションを行いました。JCICの上杉主任研究員がモデレータを務め、総務省の相川航氏、日本ユニシスの澤田雅広氏、三菱UFJ国際投信の白須賀啓介氏、マイクロソフト コーポレーションの花村実氏がパネリストとして登壇しました。

パネルディスカッションでは、平時のサイバーセキュリティ対策状況に関する情報は、個社毎にばらつきがあり、株主・顧客・取引先などにとって客観的に比較や評価することが難しいという課題が共有されました。

また、「なぜ企業のセキュリティ対策について広く発信する必要があるのか」、「誰に対して、どのように、どこまで公表すべきか」という点についてパネリストからコメントがありました。更には、企業セキュリティの情報公開に関する課題として、「情報公開することは手段であり目的化しないこと」、「公開/非公開の線引きが必要」という発言がありました。

今後は、JCICとして企業セキュリティの情報公開の在り方をまとめ、JCICのウェブサイトなどで公開する予定です。