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JCICイベントレポート

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JCIC 第2回 朝食会レポート(2018/7/19)
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2018年7月19日(木)、自民党IT戦略特命委員長の平井卓也議員をお招きし、「サイバーセキュリティ戦略の改正」と題したJCIC第二回朝食会を開催しました。当日はJCIC会員企業から10名が参加し、政府のサイバーセキュリティ戦略やデータ活用促進についての意見交換が行われました。

平井議員からは、「サイバーセキュリティ基本法」、「官民データ活用推進基本法」、秋の臨時国会に議員立法として提出予定の「デジタルファースト法」のデジタル三部作についてご説明いただきました。これらの3つの法律によって、デジタル化社会が進み、国民中心で人にやさしい社会が実現できることを訴えました。また、高齢化社会が進む日本であるからこそデジタル化に取り組むべきであり、この動きはSociety5.0にも通じる理念であることを強調されました。

次に、デジタル化社会を推進するうえで解決すべき課題として「ふりがな問題」の説明がありました。日本人氏名の「読み方・ローマ字表記」を公証するものはなく、本人の自己申告によるものであるため、複数の読み・ローマ字表記を使い分けることが可能です。全国民に付与したマイナンバーを官民で活用することで、本人性確認の課題をクリアしていく必要があるとのことです。

参加者からは、「名寄せの問題がクリアされれば、企業合併後の業務統合がスムーズになる」、「日本はインシデント情報共有の義務化を進めるべきか」、「日本では、誰にどのデータを提供するかというオーソライゼーション(認可)の概念が欠けているのではないか」といった活発的な議論がなされました。

最後に、平井議員からデジタルファースト法案を進めるためには、民間や大学の支援が必要という要望をいただきました。今後も積極的な意見交換を実施していきたいと考えております。

Breakfast Meeting1